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  • テクニカルチャートの見方
  • テクニカルチャートの見方

     
     

    相場分析には、大きく分けて「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」があります。証拠金取引で成功するには、タイミングこそがすべてと言われる中で、不可欠なものがテクニカル分析です。

    テクニカル分析を定義しますと、価格(出来高、取組高を含む)を用い、マーケットのトレンドを察知して、それを利用する技術で、将来の価格の方向性を予測するために、主に、チャートによりマーケットの動きを研究するもの』と言えるでしょう。

    ここでは、テクニカル分析に関するいくつかの概念と、「Horizon Pro」システムで使用されている指標を簡単にご紹介します。


    トレンド

    テクニカル分析を行うにあたり、「トレンド」の概念は必須のものです。


    一般的には、トレンドとはマーケットの動き=方向を意味しますが、より正確に定義しますと、マーケットは上下どちらの方向に動くにせよ、直線的に動くことはなく、ジグザグを描きながら動きます。ジグザグは"山"と"谷"をもつ連続した波に似ています。この山と谷が形成する方向が、マーケット・トレンドと呼ばれるものです。


    上昇トレンドは、より高くなっていく山と谷の連続的な波と定義され、下降トレンドは、より低くなっていく山と谷の連続した波と定義されます。また、水平な山と谷は横ばいトレンド(トレンドレス)を表します。


    これは、今が買い時であると考えられていることを示しています。大きな上昇トレンドは強気相場とも呼ばれます。

    これは、今が売り時であると考えられていることを示しています。大きな下降トレードは弱気相場とも呼ばれます。

    強気とも弱気とも判断できない市況を示します。レンジ相場とも言います。


    移動平均 MA(Moving Average)

    移動平均とは、ある一定の期間の終値を合計し、その期間数で割ったものです。移動平均には単純移動平均(Simple Moving Average)、指数平滑移動平均(Exponential Moving Average)、加重移動平均(Weighted Moving Average)等があり、それぞれ単独で使用されたり、他のテクニカル指標を計算したりするために使用されています。移動平均はチャート分析の基本であり、全てのテクニカル指標の中で最も良く知られているものの一つです。

    移動平均線の具体的な利用法の代表的なものとしてグランビルの法則があります。この法則は、移動平均線と実勢レートの位置関係に注目したもので、売・買のシグナルをそれぞれ4つのパターンにまとめています。

     

    買い信号 A: 移動平均線が長期間下落ないし横ばいで推移したあと、上昇に転じ実勢レートがその移動平均線を下から上へ突き抜けるときは重要な買い信号。
    B: 実勢レートが移動平均線を下回ってきた場合でも、移動平均線が上昇中のときは一時的な調整とみて押し目買い信号。
    C: 移動平均線の上方にある実勢レートが足踏み状態のまま、上昇中の移動平均線に近づいてきたが、移動平均線を割り込むことなく再び上昇したときは買いのせ局面の信号。
    D: 下向きになっている移動平均線よりも、さらに実勢レートが大きくかけ離れて下落した場合、すなわち下降中の移動平均線との下方乖離が大きくなった場合は自律反発する可能性が高い。
     
    売り信号 E: 上昇してきた移動平均線が横ばい、または下落に転じた場合、実勢レートが移動平均線を上から下へ割り込むと売りの第一段階。
    F: 下降中の移動平均線を実勢レートが下から上に突き抜けても移動平均線の下落が続いているときは戻り売り。
    G: 移動平均線を下回っている実勢レートが持ち合いのまま、あるいは一時的に上昇し下落中の移動平均線に接近してきたものの、移動平均線を上回れずに再度下落に転じた場合は売り乗せ信号。
    H: 上昇中の移動平均線から実勢レートが大きく上に離れすぎた場合、つまり上昇中の移動平均線と上方乖離が大きくなった場合、実勢レートは高値警戒感から自律反落する公算が大きい。

    テクニカル分析の分類

    テクニカル分析は、市場の動きがどのような方向性をもって動くかを見極め、その流れに乗ることを目的とする「トレンド系」と、トレンドの強弱や「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」といった市場の過熱感を分析することで売買のタイミングを計る「オシレーター系」に分けられます。一般的にはトレンド系は中長期的な分析に、オシレーター系は短期の予測に適しているとされています。
     
    トレンド系

    Bollinger Bands - BOL

    Exponential Moving Average - EMA

    MACD

    Parabolic - SAR

    Simple Moving Average - SMA

    Weighted Close - WC

    Weighted Moving Average - WMA
       
    オシレーター系

    AverageTrueRange - ATR

    Chaikin Volatility - CV

    Detrended Price Oscillator - DPO

    Fast Stochastic Oscillator - FSTO

    MACD

    MOM

    Mass Index - MI

    Price Oscillator - Price

    Rate of Change - ROC

    Relative Strength Index - RSI

    Slow Stochastic Oscillator - SSTO

    Standard Deviation - StdDev

    Williams % R - W%R

    Williams Accumulation Distribution - WAD
     
    各テクニカル分析の紹介

     
    Average True Range - ATR
     
    W・ワイルダーが考案した分析手法で,トレンドが形成されている相場において日々のレンジ・トレードをより的確なものにするための指標です。
     
    ■ 計算方法

    True Rangeは以下の数値のうち最も大きいものとなります。

    • 当日の高値と安値の差

    • 前日の終値と当日の高値の差

    • 前日の終値と当日の安値の差

     

    ※指数平滑移動平均(EMA)に使用する期間nの値には通常14日間を使います。

     
    ■ チャート
     
    ■ 読み取り方
    ATRは価格の変動率(ボラティリティー)を表す指標で0に近づくほど日々の変動率が低くなっていることを示し、今後相場が上下に大きく動く可能性が高いことを表します。ただしATRは相場の方向性を指し示すものではないため他の指標と併用することをお勧めします。
     
     
    Bollinger Bands - BOL
     
    ジョン・ボリンジャーにより考案されたトレンド分析の方法です。移動平均線を中心にその上下に最大変動幅を示すバンドを加えたものです。大半がこのバンドの中に収まるという統計学に基づいたテクニカル分析です。
     
    計算方法(計算期間n日、標準偏差の2倍にラインを引く場合)

     
    ミッドバンド=n日単純移動平均線(SMA
    標準偏差の求めたかたはこちら

     

    統計学的には、相場が正規分布である場合、価格は次のような確率でバンド内を動くとされています。
    標準偏差×1のバンド内で動く確率 →68.27%
    標準偏差×2のバンド内で動く確率 →95.45%
    標準偏差×3のバンド内で動く確率 →99.73%
     
    チャート
     
     
    読取り方

    ポイントは、バンド(帯)が広いところではボラティリティ(変動率)が高く、狭いところではボラティリティが小さいということです。

    バンドが一定幅で水平な時期は、レンジ相場となります。 注目すべき点は、バンドが狭いところから、広がるところです。つまりボラティリティが拡大し、トレンドが発生する時です。このとき相場のレンジが変わっていくと考えますので、悪材料が出れば下落し、好材料が出れば上昇することになります。

    ボリンジャーバンドは通常、2σ(2シグマ:標準偏差×2)を用いることが多いようです。3つのラインのうち、真ん中のラインをミッドバンドといいます。これは平均、すなわち移動平均線でこのラインが上向きか下向きかによって、相対的な相場の方向性を表します。上のラインはアッパーバンドといいます。このラインは移動平均の数値に2σを加算したものです。下のラインはロワーバンドといい、移動平均から2σを減算したものです。

    ・上のバンド(+2σ)を上抜いたら急騰を意味しているとして買い
    ・下のバンド(-2σ)を下抜いたら急落を意味しているとして売り

    という順バリの考え方と、まったく逆に

    ・上のバンド(+2σ)を上抜いたら買われすぎと見て売り
    ・下のバンド(-2σ)を下抜いたら売られすぎと見て買い

    という逆バリの考え方があります。

    上昇トレンドの時は順バリ、持ち合いまたは下降トレンドの時は逆バリという使い分ける方法もあります。その他、以下のような見方もあります。

    ・+1σを超えている状態で買いを継続し、+1σを割ったら売り
    ・-3σを下抜いたら買い
    ・上のバンド(+2σ)を抜けると上昇トレンドの開始
    ・下のバンド(-2σ)を抜けると下降トレンドの開始

    期間は、13、25、26日を使うことが多いですが、9、14、20、50日などを使う場合もあります。 バンド幅は標準偏差×2(±2σ)を使うのが一般的です。
     
    ボリンジャーバンドの長所と短所

    長所:ボラティリティ(標準偏差)の変化をチャートに加味することにより価格帯を予想することができます。

    短所:予想外の変動時には過去のバンドを大きく逸脱することもあるため、ボリンジャーバンドだけで相場の反転を判断するのは難しいかもしれません。
     
     
    Chaikin Volatility - CV
     
    Chaikin Volatilityはレートがそれぞれの期間で高値と安値の差(変動幅)がどのように推移しているかに着目しマーク・チャイキンにより開発されたテクニカル分析です。これはAverage True Rangeでは考慮されていたレート・ギャプを考慮しません。Chaikin Volatilityは移動平均SMAEMAWMA) やEnvelopesと併用して使用するとより効果的な分析が可能になります。
     
    計算方法
    CV=Chaikin Volatility
     

    EMA[H-L]=値幅指数平滑移動平均
    EMA(n)[H-L]=n日前の値幅指数平滑移動平均

    ※値幅指数平滑移動平均とは、各期間における高値と安値の差を指数平滑移動平均(EMA)したものです。
     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方.
    1. チャート上の山が崩れかけ、レンジ内取引に入っていく時に、ピーク値をとります。
    2. レンジ取引をしている時は、低い値をとります。レンジ取引から抜け出すときも同様です。
    3. レートが上がっていくにつれChaikin Volatilityの指標値も上がっていきます。
    4. レートがピーク値に到達する前に急な上昇を見せます。
    5. マーケットに勢いがなくなり、反転の可能性が高い場合は急に下がります。
     
     
    Detrended Price Oscillator - DPO
     
    Detrended Price Oscillator(DPO) を直訳するとトレンドを排除した価格オシレーターとなりますが、価格推移からより長期のトレンドに起因する動きを排除することで、より短期の動きを明確に捉えようとするものです。つまり、比較的短期の価格変動によって形成されるピークやボトムを捉えるところがこのテクニカル指標の趣旨になります。
     
    計算方法
    SMA(n) = n日間単純移動平均
     
    チャート
     
    読取り方

    DPOが、過去のレンジと比較して、安値圏にあるとき「買いシグナル」、高値圏にあるとき「売りシグナル」となります。

    移動平均はトレンドを表しているといえます。終値から移動平均を差し引くことで、価格変動からトレンドの影響を排除することができることになります。nの値は、利用者が任意に選択することができますが、値を大きくとればとるほど、より大きいなトレンドを排除できるようになるものの、それよりも小さいトレンドの動きを拾ってしまうことになります。したがって、分析対象通貨の価格変動特性や、利用者の好みに合わせて選択するべきでしょう。
     
    DPO特徴
    DPOはトレンドの排除を目的としたテクニカル指標ですが、急激な動きは排除できていないのでDPOの方が相場よりもピークやボトムの水準が大きく出る傾向があります。計算式に終値を使用して価格差で表しているため、DPOの水準に上限や下限がありません。つまり、上昇または下降トレンドが続いた後に自律的な反動が出れば、DPOはまず間違いなくこれを捉まえる反面、トレンド自体に変化がないのであれば、DPOのシグナルはダマシとなってしまう可能性もあります。しかも、どこまで逆行したらピークあるいはボトムをつけたといえるのかについて、計算ロジック上から根拠があまりありません。
     
     
     
    Exponential Moving Average - EMA
     
    EMAは累積加重平均のことで、一定期間内の平均値ではなく、保有データの数値がすべて計算結果に反映される加重平均です。
     
    計算式
    SMA(n) = n日間の単純移動平均
    [nは1日目の計算で用いた単純移動平均の期間]
     
    チャート
     
     
     
    Fast Stochastic Oscillator - FSTO
     
    FSTOは、ジョージ・レーンにより開発されたオシレーター分析で、価格が上昇しているときは、終値が価格変動幅の上限に近づいていくことと、逆に価格が下落している場合には終値というのは下限に近づいていくという特徴に基づいています。%Kと%Dラインと呼ばれる2本の線が使用され、直近の終値が、一定期間の価格レンジの中で相対的にどのレベルにあるかを、0から100までのパーセンテージで示すものです。FSTOと同種類のテクニカル指標がありますが、それはFSTOをさらに一定期間の移動平均を計算して求めたSlow Stochastic Oscillator(SSTO)になります。
     
    計算式

    C:直近の終値
    Hk:過去k日間の最高値
    Lk:過去k日間の最安値

     
    チャート
     
    ■ 読取り方

    Dラインが、70%以上あるいは30%以下となった時、特に80%を超える領域にある場合の売りシグナル、15%を割り込む領域にある場合の買いシグナルは信頼性が高いと言われます。

    逆行現象も重要です。Dラインが70%以上の買われ過ぎの領域あるいは30%以下の売られ過ぎの領域にある状況で、Dラインの動きと価格自体の動きが反対となる場合です。Dラインが70以上の水準にあって価格が上昇しつつあるなかで、Dラインがピークを2つ形成(ダブル・トップ)すれば下降トレンドへ転換のシグナル、30以下の水準にあって価格が低下を続ける一方で、Dラインがボトムを2つ形成(ダブル・ボトム)すれば上昇トレンドへ転換のシグナルとなります。

    実際の売買シグナルは、上記の要件がすべて満たされた上で、遅行するDラインがすでに方向転換した後、KラインがこのDラインと交差した時です。相場の底の場合であれば、Dラインが底を打って上昇に転じた後、KラインがDラインを下から上に切った時が最も強い買いシグナルとなり、相場の天井においては、Dラインが既に頂上から下降に向かった後、KラインがDラインを上から下へ切った時が最も強い売りシグナルとなります。つまり、KラインとDラインが同一方向に動きながら交差したときに最も強いシグナルとなります。
     
    ■ Fast Stochastic Oscillatorの長所と短所

    長所:「逆行現象」によりトレンドの転換を確認できるため、売買シグナルの信頼度は高い。

    短所: %Kと%Dの関係が重要であるため70%以上では売り、30%以下は買いというような表面的な数値のみの判断は危険です。
     
     
    MACD
     
    MACDとはMoving Average Convergence and Divergence、の略で、2本の指数平滑移動平均(EMA)の差額を表し、MACDの移動平均線であるシグナルとの差額からレートの振幅(売買のタイミング)、クロスの仕方からトレンド転換時点を分析する指標です。
     
    計算方法

    ※指数平滑移動平均EMA(n)のnは任意の数値を指定することができます。
    ※ヒストグラムとは棒グラフで表されている部分のことです。

     
    ■ チャート
    緑線:MACD 赤線:シグナル 灰色:ヒストグラム)
     

    ■ 読取り方
    MACDがシグナルを下から上に抜いたときは買い信号、逆に上から下に抜けば売り信号と判断します。また買い信号が出た後、MACDとシグナルがともにゼロラインを上回ったり、逆に売り信号の後にMACDとシグナルがともにゼロラインを下回ったりすれば、それぞれの信号は本格的なものと見なされます。 

    ■ MACDの長所・短所
    長所;トレンドを追求するトレンド系指標、振幅を測るオシレーター系指標は他にもたくさんありますが、MACDはその両方を同時に分析する特徴を持ちあわせています。そして指数平滑移動平均を使用しているので単純な移動平均と比較してチャートの突発的な移動に素早く反応するという特徴があります。
    短所:サイクルのある中で天井や底を判断するには優れていますが、その他の場面ではあまり良い指標ではありません。MACDとシグナル線そのものが天井や底付近で交差すると価格も転換していることが多いのですが、他のオシレーター系指標ほどチャンスを示さず、つまりそのような形になることが少ない為に指標の天底以外のところでの交差を見てもあまり役には立たないといえます。また、トレンドレスかそれに近い状態で使ってもダマシになりやすいのも短所の一つです。

     
     

    MOM

    相場の勢いを示すテクニカル指標です。
     
    ■ 計算方法
    ※n =1の時、前日比となる
     
    ■ チャート
     

    ■ 読取り方
    ゼロラインを超える上昇と横ばい、ゼロラインを超える下降と横ばいに勢いの度合いを見ることができます。一般に、ゼロの線と交差したときが重要で、下から上抜けが買いサイン、上から下抜けが売りサインと見ます 

    ■ MOMの長所・短所
    長所:非常に簡単な考え方に基づいたテクニカル指標です。単に相場の動きを眺めているよりは、相場の勢いを明瞭に把握できる指標と言えます 

    短所:相場の勢いを測るのに単なる“価格差”を利用しているため、基準範囲が存在しません。したがって、通貨種類や期間を変えた場合は、そのエッジバンドの値となる“指標値” (チャート右端の数値)を元に何かしらの判断を下す事ができなくなります。
     
     
     
    Mass Index - MI
     
    マス・インデックスは売りや買いなどの市場の方向性を示す指標ではなく、市場に参入する時期を示唆する指標です。
     
    ■ 計算方法

    EMA(H-L) = 値幅指数平滑移動平均

    ※値幅指数平滑移動平均とは、各期間における高値と安値の差を指数平滑移動平均(EMA)したものです。
     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方
    考案者のオリジナルでは、期間nを25に設定します。マス・インデックスが27を越えた後、26.5を割り込んだときに、逆張り(相場の流れに逆うこと)で売買することを示します。例えば、マス・インデックスが27を越えた後、26.5を割り込んだ時、それまでのトレンドが上昇トレンドだった場合、売りシグナルとなり、それまでのトレンドが下降トレンドだった場合、買いシグナルとなります。
     
    Mass Indexの特徴
    マス・インデックスは普通の指標とは違い、市場に参入すべき時期を示唆します。つまり、マス・インデックス自身にはトレンド予測能力がありません。マス・インデックスは、売り時なのか買い時なのかを知るためではなく、他の指標のダマシを減らすための指標です。
     
     
     
    Parabolic - SAR
     
    B・ワイルダーが考案したトレンドフォロー系の指標で、SAR(Stop And Reverse)という2本の放物線状の点を用いて売買シグナルを見ます。SARが放物線を描いていることからパラボリック(放物線)と呼ばれています。
     
    ■ 計算方法

    EP(極限値)=上昇トレンド時のときは 上昇トレンド発生期間の最高値
    下降トレンド時のときは下降トレンド発生期間の最安値
    AF(加速因数)=初期値は0.02
    (EPが更新されるごとに0.02ずつ増加し、最大値は0.2になる)

     
    ■ チャート
     
    読取り方

    Parabolicでは、この弧を描いたSARを使用して売買のタイミングを計ります。トレンドが反転したと判断すると、どてん(SARがひっくり返ること)をし、これを繰り返していきます。どてんを起こす場所は、相場の値動きとSARが交差したところなので非常にわかりやすいです。

    売買の仕方としては、1.下降しているラインが上昇している日足と接触した地点が買いサイン2.上昇しているラインが下降している日足と接触した地点が売りサイン になります。また、1.ローソク足より下にラインがあるときは買いポジションの保持 2.ローソク足より上にラインがあるときは売りポジションの保持として見ることにより活用することができます。

    AF値を大きくすると、価格の動きに近づきますがダマシが多くなります。小さくするとなだらかな線になりダマシを減らすことができますがタイミングが遅れます。通貨ペアによって値動きの性質が異なる為、一概には言えませんが、通常AF値の初期値は「0.02」を用います。

    ■Parabolicの特徴
    パラボリックは、トレンド性のある相場展開には利益を大きく出せる指標ですが、トレンド性のない相場では、ストップが早めに出てしまう恐れがあり、使い物にならないことにもなります。パラボリックの限界をよく理解してトレンド性のない場面では、他のテクニカル指標を併用し、利用するのが効果的です。
     
     
     
    Price Oscillator - Price
     

    Price Oscillatorとは2本の移動平均が取る値の差を表します。その差は「Horizon Pro」では、短い期間の移動平均に対する割合(パーセンテージ)で表示しています。

    Price OscillatorはMACDに非常に似ています。違いはPrice Oscillatorでは移動平均の期間を利用者が自由に選べるということと(MACDでは、移動平均の期間を常に12日と26日に設定します。)、MACDでは、二本の移動平均の差をpip数で表示されているところです。

     

    ■ 計算方法

    Price Oscillatorは、二本の移動平均の差を短期移動平均で割ることにより求めます。
     
    チャート
     

    読取り方
    Price Oscillatorは、短期移動平均と長期移動平均の差を表しています。短期移動平均が長期移動平均の上に出る場合、Price Oscillatorの取る値も0より上になり、これは買いのシグナルになります。短期移動平均が長期移動平均の下に来る場合、Price Oscillatorが取る値も0より下になり、これは売りのシグナルになります。2本の移動平均の差が大きければ大きいほど、Price Oscillatorの値も大きくなります。

     
     
     
    Rate of Change - ROC
     
    一定期間の“変化率”を表す指標。MOMを“比率”にした指標です。
     
    計算方法
     
    チャート
     
     

    読取り方
    ゼロより上にある場合のさらなる上昇と横ばい、ゼロより下にある場合のさらなる下降と横ばいに勢いの度合いが現れます。一般に、ゼロの線と交差したときが重要で、下から上抜けが買いサイン、上から下抜けが売りサインと判断します。

    ■ Rate of Changeの長所・短所
    長所:MOMをn日前の価格で割る事で“比率”となり、他通貨のROC値と比較しやすくなります。

    短所:上限と下限は決まっているものの、ボラティリティの高い銘柄はROCの値も大きく、逆にボラティリティの低い銘柄はROCの値も小さくなってしまうため、数値がどこまでいけば買われすぎているのか、売られすぎているのかわかりにくい。

     
     
     
    Relative Strength Index - RSI
     
    RSIは、ウェールス・ワイルダーにより開発されたオシレーター系の代表的なテクニカル指標です。一本の折れ線で、過去一定期間において相場が「上昇する力」と「下降する力」の割合を指標化したものです。
     
    計算方法
    A : N日間の値上がり幅の平均
    (N日間のうち上昇して終わった日の上昇幅の合計をNで割る)           
    B : N日間の値下がり幅の平均
    (N日間のうち下落して終わった日の下落幅の合計をNで割る)  
     
    ■ チャート
     

    ■ 読取り方
    RSIは縦軸については0から100までプロットされます。上に行けば行くほど、相場が上昇傾向、下に行くほど下落傾向であることを示しています。70以上は買われすぎ、逆に30以下は売られすぎとみなされます。オシレーターの振幅が大きい場合は、70と30のかわりに80と20が時々使われます。

    RSIを使う際に注目すべきポイントは2つあります。ひとつ目は、チャートの折れ線が50%ラインと交わったとき。この場合は売りと買いのバランスが逆転したと読むことができるため、相場転換のサインと見ることができます。50%ラインを下から上に突き抜けたときは、相場が上昇傾向に転じたと判断。上から下に突き抜けたときは、相場が下落傾向に転じたと判断します。

    もう一つ逆行現象も重要です。RSIが70%以上あるいは30%以下の数値を付けた後、相場の動きとRSIが逆の動きを見せたときです。価格が上昇していても、RSIが弱気であれば、その上昇力は弱く、また、価格が下落していても、RSIが強気であれば、その下落は弱いと判断できるでしょう。つまり、上昇相場でRSI(70%以上)の山が直前の山を越えられないで、その後、直前の谷を割りこむ場合は売りシグナル、下降相場でRSI(30%以下)の直前の谷よりも深い谷を形成できないで、直前の山を越えていく場合は買いシグナルとされます。 

    Relative Strength Indexの長所・短所
    長所:強い相場では、しばしば相場より先にRSIのピークが発生しその直後価格との「逆行現象」を示します。これは相場の転換点を予測することに役立ち、中長期的な売買において、売買ポイントを明確にできるほか、長期上昇時の買い場探し、長期下降時の売り場探しに有効です。例えば、上昇相場でも、RSIが下降ラインにある時上昇力は弱いと判断でき、相場の売り転換が近いと解釈できます。

    短所:RSIは一定の期間内における変動幅に対してどのぐらい価格が上昇しているのか、下落しているのかをはかるものです。よって、ある一定の値幅の中で価格が上位にある(買われ過ぎ)、下位にある(売られ過ぎ)という時には有効なシグナルが出やすいのですが、相場が今までとは違う大きなトレンドで上昇し続けたり、下落し続けたりする場合にはその大きなトレンドを掴み損なう可能性があるのです。つまり、トレンドの上昇ないし下降の早い段階で売りシグナル、買いシグナルが出てしまいその後の大きな値幅を取り損なうということがあるのです。こういう時のために他のテクニカル分析を補助的に使うのも一つの方法です。
     
     
     
    Simple Moving Average - SMA
     
    Simple Moving Average - SMA は採用した期間の終値を単純に平均するものです。また一般に移動平均と言えばこの単純移動平均(SMA)を指します。
     
    計算式
      
    Cは終値(Close)の意味
    SMA(n) = n日間単純移動平均
     
    チャート
     
     
     
     
     Slow Stochastic Oscillator - SSTO
     
    Slow Stochastic Oscillatorは極端なデータ値を除き、シグナルの正確さを向上させるためにFast Stochastic Oscillatorを更になだらかにしたものです。
     
    ■ 計算式
    Slow%K、Slow%Dの求め
     
     
    Fast%Dの求め

    C:直近の終値
    Hk:過去k日間の最高値
    Lk:過去k日間の最安値

     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方
    読取り方はFast Stochastic Oscillatorと同じ
     
    ■ Slow Stochastic Oscillatorの特徴
    多くのトレーダーがFast Stochastic Oscillator-FSOTよりも、動きを遅くしたSlow Stochastic Oscillator-SSTOを好んで使用しています。これは、FSOTで使用していたFast%Dを、SSTOではSlow%Kとし、Slow%Kを一定期間の移動平均で更に滑らかにしたSlow%Dとして売買のタイミングを導き出していますので、スピードを落としたSSTOの方がより適切なシグナルを出すと考えられています。
     
     
     
    Standard Deviation - StdDev
     
    投資収益のばらつき度合いを測ったもので、数値が大きいほど測定した期間の投資収益のばらつきが大きくリスクが高いことを示します。
     
    ■ 計算式

    SMA(n) = n日間の単純移動平均
    n= 計算期間日数

     

    Standard Deviationは次のようにして求めることができます。

      指定期間の移動平均を求める
      それぞれの期間について終値から①を引く
      ②の平方を合計
      ③を指定期間数で割る
      ④で求められた数値の平方根がStandard Deviationになる
     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方
    Standard Deviationが高い値は、市場の動きが激しいことを意味します。この場合、市場に参加している投資家たちは、積極的に取引をしていると考えられます。Standard Deviationの低い値は、市場の動きがあまりなく比較的静かな市場取引を表しています。この場合には投資家たちがあまり積極的に取引をせずに様子を見ていると考えられます。
     
     
     
    Weighted Close - WC
     
    Weighted Closeは、極端なデータ値を取り除くためのテクニカル指標です。その名前が示す通りにそれぞれの期間の終値に比重を置き、移動平均線と併せて使用されます。
     
    ■ 計算式
     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方
    Weighted Closeが移動平均線を上に抜けた場合は買いのシグナルになり、Weighted Closeが移動平均線を下に抜けた場合は買いのシグナルになります。チャート上で、ろうそく足が移動平均線と交わっても、Weighted Closeは交わっていない箇所がたくさんあることが観察できると思います。
     
     
     

    Weighted Moving Average - WMA

    Weighted Moving Average - WMAは採用する期間における加重移動平均のことです。つまり、直近の値段にウエイトを置いた移動平均で、単純移動平均(SMA)よりも価格の動きに近くなります。
     
    ■ 計算式

    Cは終値(Close)の意味
    WMA(n) = n日間加重移動平均
     
    ■ チャート
     
     
     
    Williams %R - W%R
     
    米国のラリー・ウィリアムズが開発したウィリアムズの%Rは、RSIなどと同様の考え方に基づいており、一定期間の価格変動幅の中で直近の終値が相対的にどのレベルにあるかを計り、買われすぎ、売られすぎに注視しながら、相場の転換点を推測するオシレーター系指標です。
     
    ■ 計算式

    C :当日の終値
    Hn:過去n日間最高値
    Ln:過去n日間最安値

     
    ■ チャート
     

    ■ 読取り方
    ラリー・ウィリアムズ%Rの目盛りは0~-100の数値で表され、買われすぎは-20から上の領域となり、売られすぎは-80以下のレベルであることになります。単純に売られ過ぎ、買われ過ぎの領域に入ったとしても最初は単なる警告の場合が多く、二度目の危険領域進入の時に、注意を必要とします。即ち買われすぎ及び売られすぎの領域における乖離がやはり重要なポイントであります。ただし、相場にトレンドがある場合には、天井付近や底付近に張り付き、その後も高水準・低水準で上下の動きを繰り返すダマシが出現する場合があるので、ごく短期による売買に適しています。

     

    Williams %R - W%Rの長所・短所
    長所:%Rは、RSIなどに比べ敏感なため、0%や-100%といった極大値、極小値をつけやすい特徴があり、売買シグナルの発生が早く、レンジ相場の逆張り指標として有効に機能します。

    短所:敏感過ぎて「だまし」に会いやすいという欠点があります。またオシレーター系の特徴として、トレンドが強くなると(大相場の時)、上下どちらかに張り付いて、役に立たなくなります。ダマシを軽減する補完的な方法として、移動平均線と組み合わせて用いることであります。%Rが価格に先行した形で売買サインを出した後、若干遅れてローソク足と移動平均線がクロスしブレークアウトしたら売買のチャンスになります。
     
     

     

    Williams Accumulation Distribution - WAD

    WADはダイバージャンス(乖離)に着目したテクニカル指標です。この場合の乖離というのは、相場とテクニカル指標が違う方向に進んだときに生じる方向性の違いのことです。例えば、相場が新しい山の高さを更新していても、指標が一つ前の山の高さを超えられない場合、Distribution(発散:売り方エネルギー)が生じていると考え、相場の転換が近いことを意味します。また、相場が新しい谷の深さを更新していても、指標が一つ前の谷の深さを超えられないまま上昇してしまった場合はAccumulation(蓄積:買いエネルギー)が生じていると考え、このときも相場の転換が近いことを示します。
     
    ■ 計算式

    1. True Range HighとTrue Range Lowを計算

    ・True Range Highは、今日の高値か前日の終値のどちらか大きい方

    ・True Range Lowは、今日の安値か前日の終値のどちらか低い方

    2. 今日の変動幅を計算

      • 今日の終値 > 昨日の終値 の場合
        今日の変動幅 = 本日終値 - True Range Low
      • 今日の終値 < 昨日の終値 の場合
        今日の変動幅 = 本日終値 - True Range High
      • 今日の終値 = 昨日の終値 の場合
        今日の変動幅 = 0

    3. WADを求める

    WAD = 今日のAD + 昨日のWAD

     
    ■ チャート
     
    ■ 読取り方
    ◎相場が下がっているのにWADが上昇し始めたら買いのサインです。
    ◎相場が上がっているのにWADが下降し始めたら買いのサインです。
     

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